第十二回八咫烏杯結果発表

漫画誌ハルタの新人賞「八咫烏杯」。第十二回は、8名の作家が受賞しました。
新たな才能の羽ばたきにどうぞご期待ください!
(受賞作品は2026年11月13日より「カドコミWEB」にて順次公開予定です。追って、当サイト上でも公開いたします)
受賞作品
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おかえりを言いそびれた かみた みや |
あらすじ
記憶を失った私は、とある洞窟に匿われていた。翼を持つ青年が毎日食べ物を運んでくる。私はずっと彼に告げる言葉を探している。
編集者からの選評
主人公は姿を現さない。しかし、青年の一方的な会話から主人公の過去や経緯を想像させられる。定点観測的なアングルと魅力的な人物・背景の描き方に、読者を引き込む力を感じました。一緒にその力をさらに強くしていきましょう。
作者コメント
好きな詩歌があり、それと同じ光を放つ作品を作れたらと思って描きました。読んでいただけたら幸いです。
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私がコーチに叱られる夜 顔 末春(がん・すえはる) |
あらすじ
コーチはいつも私たちに優しく指導をしてくれる。プロを狙える実力を持つ、あかねちゃん以外には。若い執念が燃え上がるドラマ。
編集者からの選評
コマひとつひとつの構図に「読者にこういう印象を与えたい」という意図が込められており、とても読みやすかったです。ページをめくるにつれ、シーンの緊張が高まっていき、しっかり爆発。16ページという尺を十全に活かした読み応えでした。
作者コメント
歪に成長していくタイプの主人公が好きなので、そこに魅力を感じて頂けたら嬉しいです! ちなみにSよりMの方が怖いと思います。
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銀行に行った日 北野佳太郎(きたの・けいたろう) |
あらすじ
銀行は休み、おまけに雨まで。さんざんな一日、帰り道で困っているおばあさんに声をかけたことから、思わぬ会話が始まる。
編集者からの選評
予想をかわし続ける会話が楽しく、青年とおばあさんの掛け合いに夢中になりました。短いページに大胆な大ゴマを盛り込み、出会いが一日を少し明るくしたと伝える演出も秀逸。会話の意外性と心地よさのバランスを、模索していきましょう!
作者コメント
銀行は苦手です。現実だなって気持ちになります。マイナスの後にはプラスの出来事が、少しでも起きてほしいと常々思っています。
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ダークライト・リブリー 工藤慶才 (くどう・やすとし) |
あらすじ
笑いながら息絶える連続怪死事件。謎を追う少年記者は現場で妖しい女と出会う。死を呼ぶ「笑顔」の裏にある真相とは!?
編集者からの選評
主人公の少年から溢れる飢餓感に胸を打たれた。人を突き動かすのは、幸せへの飢えなのだと、説得力をもって描かれていました。そしてこの原稿からも、多くの人に読まれたい、面白い漫画を描きたいという強烈な飢えを感じます。やってやりましょう。
作者コメント
面が白いと書いて面白い。その白い面には明るい希望があるそうです。読者様の心にそんな面白さを届ける漫画を描きたいです!
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パラレル床下収納 倉成里緒 (くらなり・りお) |
あらすじ
自室の床下に「無数のパラレルワールド」が広がっていた。さまざまな世界線の自分を覗くうち、次第に夢中になっていき――。
編集者からの選評
読者がいま何を考えながらページをめくっているのか。その心理を読み、巧みに誘導したうえで想像を超える。すでに「読まれること」を強く意識した漫画作りができていました。登場人物の思惑を言外に語る表現力も見事!
作者コメント
主人公がほぼ自室にいるので数少ない外の場面は特に楽しく描きました。少しでも心に留まるような作品になれていたら嬉しいです。
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ふたりみゆ 志波 波 (しば・ば) |
あらすじ
道端で生首を拾った少女。「海に連れて行ってほしい」という奇妙な願いを叶えるため、正体不明の男とふたり、海を目指す――。
編集者からの選評
「生首に水をかける」という冒頭がキャッチーで良い! 登場人物の感情が伝わる豊かな表情と、空気感まで感じさせる背景の描写も魅力的でした。繊細な感情の機微を描く作品を、これからも沢山読みたいです!
作者コメント
欠けたものを互いに補い合う二人を意識して描いたお話です。また海を描く機会があれば、より納得感のある景色で表現したいです。
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今際の際の死神くん 吉藤 里 (よしふじ・さと) |
あらすじ
ある日現れた死神装束を着た少年。彼が見えるのは自分だけ!? 家に居座られて迷惑だけど、死神くんにも事情があるようでーー。
編集者からの選評
登場人物の表情が豊かで楽しませる技術がピカイチでした。大コマ、アップにも十分耐える画力が素晴らしい。今後の成長に期待です!
作者コメント
デジタルでのトーン貼りに慣れず苦戦した作品です、未熟ではありますが少しでも読んでくださった方の心になにか残れば嬉しいです
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鰐大奇談 わとう九絵 (わとう・くえ) |
あらすじ
佐方は言う「幽霊は僕のーー」。親友のために人肌脱がねば。そう思った主人公は幽霊の正体を暴きに動き出すがーー?
編集者からの選評
読み始めてすぐに主人公二人を応援していた。どうか彼らが最後に笑っていますように、そう思わせる力がとにかく強かった。「つくりもの」である漫画を、読者にどれだけ「自分ごと」と思わせられるか。その力を高く買います。
作者コメント
幽霊と人間へのこだわりを詰めた漫画です! 佐方の顔を描いていると誰かを思い出します。保育園時代の同級生だった気がします。
★★★★★★★★★★★★★★
以上、第十二回八咫烏杯受賞作品紹介でした。 カドコミWEBに掲載後、本サイトでも作品が読めるようになります。お楽しみに!
開催履歴
過去の受賞作品は下記のページにてお読みいただけます。歴代の作品に興味を持った方は、どうぞ第一回からさかのぼってお楽しみくださいませ。読み応えたっぷりの力作揃いです!
以下のページにて、過去の受賞作品の閲覧ができます。
第一回 八咫烏杯(2021年4月15日発表)
第二回 八咫烏杯(2021年10月15日発表)
第三回 八咫烏杯(2022年4月15日発表)
第四回 八咫烏杯(2022年10月15日発表)
第五回 八咫烏杯(2023年4月15日発表)
第六回 八咫烏杯(2023年10月15日発表)
第七回 八咫烏杯(2024年4月15日発表)
第八回 八咫烏杯(2024年10月15日発表)
第九回 八咫烏杯(2025年3月15日発表)
第十回 八咫烏杯(2025年10月15日発表)
第十一回 八咫烏杯(2026年4月15日発表)







