ハルタ Harta

2026/04/15

第十一回八咫烏杯結果発表

漫画誌ハルタの新人賞「八咫烏杯」。第十一回は、新たな輝きを放つ8名の作家が受賞しました。
新星たちの活躍にどうぞご期待ください!
(受賞作品は2026年5月15日発売のハルタ134号より順次掲載予定です。追って、当サイト上でも公開いたします)

受賞作品

タンデムスペースドリーマー
秋春 (あきはる)

あらすじ
電車が1日8本しか来ないド田舎に住むJK二人。暇を持て余す彼女たちのもとに舞い込んだのは、宇宙旅行への誘い!?

編集者からの選評
人を楽しませるには、まず自分が楽しむこと。本作は投稿作の中で最も自由で、漫画的な遊び心に満ちていました。壮大なストーリーを、ミニマムな人間の感情に落とし込む構成が見事!ひと目でキャラの性格が伝わる絵作りにも驚かされました。

作者コメント
おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい漫画を目指しました! 二人のことを少しでも好きになってもらえたら嬉しいです!

クリスマスまで334日
朝ノみかん(あさの・みかん)

あらすじ
"予備の臓器"として、人間のクローンが製造される世界。不覚にも自らの予備と深く交流してしまったリタは、彼女を家に連れて帰ってしまう。

編集者からの選評
36ページの中に、感情がグッと伝わる顔がいくつもありました。アップとヒキのメリハリも効いていて読みやすいし、1コマの情報量を増やすための画角の選び方も巧みでした。ラストシーンの演出も良い。読者への意識に秀でた作品でした。

作者コメント
今まで描いた中で最もこれから描きたいマンガに近いマンガだと思っております。これからも心温まるそんなマンガを描きたいです!

こわすごみ
新木 広(あらき・ひろ)

あらすじ
中古で買ったアンドロイドが壊れたので、フリマアプリで売ることにした――。私が"それ"と過ごした日々の、少しの想い出と少しの後悔。

編集者からの選評
劣等感と自罰感情という題材は人を選ぶものの、短い紙幅でほろ苦い余韻を与える力量に圧倒されました。コマのフレーミングも、小物や背景作画も丁寧。これだけ人の弱さを見つめられる人は、人間の強さも描けるはず。今後がとても楽しみです。

作者コメント
主人公は洗車の仕事をしていましたが汚れを落とすのが辛くなり辞めてしまったのですが、これを機に復職するのかもしれません。

鉛の牧童
海老沢春名 (えびさわ・はるな)

あらすじ
宇宙人の少女・ムーが地球で出会ったのは、ぶっきら棒ながら親切な男・カウボ。ムーは彼と過ごす中で「宇宙に帰りたくない」と思うようになるが……。

編集者からの選評
てらいのない王道の物語と愛すべきキャラクターたち! 読み終わって素直に「そうでなきゃ!」と笑顔になれます。照れずにまっすぐ漫画を描くことは意外に難しいんですよね。そこを海老沢さんの武器として最大化していきましょう!

作者コメント
鉛の身体は作れなくても、何百年後も生き続ける漫画を作れたらいいのにと思って描いた漫画でした。ロマンが届きますように。

アオちゃんの夏休み
小清水小道 (こしみず・こどう)

あらすじ
夏、海辺。小さな店で番をする少女・アオ。今日も彼女は、ひとりの少年が店にやって来るのを待っている――。

編集者からの選評
読んでいると潮の香りが漂ってくる。そんな舞台描写が豊かな作品でした。登場人物の感情を直接語らず、読者が想像できる余白を残すのも上手い! 早速次回作、描きましょう。

作者コメント
ヒロインの可愛らしさにこだわりました。彼女を通してこの世界に没頭してもらうにはどうしたら良いか。そこにこだわった作品です。

キャンバス張りの針谷くん
島 地畝 (しま・ちせ)

あらすじ
油絵科の4年生。皆が卒業制作に取り組む中、かたくなに絵を描かず他人のキャンバスを張り続ける学生がいた。

編集者からの選評
ごく個人的な題材を、普遍的なモラトリアムの苦悩と超克の物語にしていて、見事でした。丁寧で端正な作画もすでに実戦レベルです。島さん独自の切り口が見つかれば、すぐに連載できる力を持っていると思います。よろしくお願いします!

作者コメント
絵を描くための下準備であるこの工程に、どこか儀式めいたものを感じていた頃を思い出しながら、楽しく描かせていただきました。

イルカの立ち上がり方
涼気そよ (すずき・そよ)

あらすじ
怪我で野球部を辞めた松岡。修学旅行の車中、海の話ばかりする長谷川の隣になってしまった。無邪気な彼との交流が始まる。

編集者からの選評
「この人かわいいなあ」と読み手に思わせるキャラクター作りが巧み。悩みが解消されるというシンプルなお話の中で、「この子はそういう思考になるんだ!」と思わず笑ってしまうような、感情を昇華させる時の表現が最高でした!

作者コメント
動物や物には人と繋がってると感じる所が沢山存在すると思います。私が感じたその中の一つをこの作品に込めました。 

今日だけの彼女
永井宇宙 (ながい・そら)

あらすじ
彼女が出来ないまま高校生になった主人公。ある日、幼なじみのきな子が1日限定で彼女になってくれると言うが……。初々しい恋物語。

編集者からの選評
ヒロインを絶対に可愛く描く! そんな強い意志が伝わる作品でした。笑った顔、怒った顔、悲しんでる顔……どの表情も魅力的に描かれています。コマ内のアングルや演出が、主人公の想いと読者の気持ちを重ねるよう作られていました。

作者コメント
ヘンテコで可愛い女の子を描くのが楽しかったです。不器用な二人のひと夏の思い出を一緒に楽しんで頂けたら幸いです。

★★★★★★★★★★★★★★

以上、第十一回八咫烏杯受賞作品紹介でした。 本誌に掲載後、本サイトでも作品が読めるようになります。お楽しみに!

開催履歴

過去の受賞作品は下記のページにてお読みいただけます。歴代の作品に興味を持った方は、どうぞ第一回からさかのぼってお楽しみくださいませ。読み応えたっぷりの力作揃いです!
以下のページにて、過去の受賞作品の閲覧ができます。

第一回 八咫烏杯(2021年4月15日発表)

第二回 八咫烏杯(2021年10月15日発表)

第三回 八咫烏杯(2022年4月15日発表)

第四回 八咫烏杯(2022年10月15日発表)

第五回 八咫烏杯(2023年4月15日発表)

第六回 八咫烏杯(2023年10月15日発表)

第七回 八咫烏杯(2024年4月15日発表)

第八回 八咫烏杯(2024年10月15日発表)

第九回 八咫烏杯(2025年3月15日発表)

第十回 八咫烏杯(2025年10月15日発表)

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