ハルタ Harta

2023/04/15

第五回八咫烏杯結果発表

8名受賞確約の漫画賞「八咫烏杯」。ついに3年目を迎えた第五回。今回も、ギラギラと輝きを放つ才能8名の選出に至りました! 次代を担う新進気鋭の作家たちを、お見逃しなきよう! (受賞作品は、2023年5月発売のハルタ104号から順次掲載。追って、当公式サイト上でも公開いたします)

受賞作品

あらすじ
「俺の嫁にならへん?」クモの巣に引っかかっていた妖精に求婚!? けなげな妖精と不器用な青年の心温まるピュアストーリー。

編集者からの選評
コメディーかと思いきや、最後に泣かされる! セリフではなく背景や表情で、人が救われる瞬間を描ききる心意気に惹かれました。岩谷さんの持つドラマ作りの演出力が、強い“武器”になるような作品を作っていきましょう!

作者コメント
描きながら妖精さんに癒されていました。少しでも妖精さん可愛いなと思っていただけたら嬉しいです。

あらすじ
猫と人間は意思の疎通が難しい。では、人間とアンドロイドは? センチメンタルSFラブストーリー。

編集者からの選評
キャラクターに演技をさせるのが上手! 「好き」という気持ちを台詞で描かず、空気の流れ、小物に当たる光の表現などで描いていて想像力を掻き立てられました。読み終わった時にページ数以上の感情が胸に残ります。次回作が楽しみ!

作者コメント
この度、目に留めて頂いたことに感謝しております。どの部分を描いていても幸せで、また面白いものでした。

あらすじ
都会から転校してきた私に、クラスメイトはこう訊ねた。「XXX様の話は聞いた?」めくるめく転調が止まらない民俗ホラーサスペンス。

編集者からの選評
24枚という紙幅に驚きがいくつも仕込まれていて、読んだ満足感がとても大きい作品でした。視覚的な演出も多彩で「面白い画面にしてやるぞ」という気概がビンビンに伝わってきました。キャラの可愛さも◎!

作者コメント
「得体の知れないもの」って何だろう?と思いながら描きました。伏線を張るような作品を描くことができて楽しかったです。

あらすじ
俺の身体の一部が透明になった。原因も治療法も不明。医者が匙を投げる一方で、「治せる」というワケ知り顔の男が現れた!

編集者からの選評
「透明な身体を通して見る雨」など、絵づくりのアイデアが見事でした。キャラのビジュアルも大変魅力的なので、今後はもう一段踏み込んで、真田さんのフェチをより強く感じられる作品が見てみたいです。楽しみにしています!

作者コメント
透明をテーマに、透明感にこだわり抜いて描きました。思い入れのある作品で受賞することができてとても嬉しいです。

あらすじ
日々の生きづらさを「お気持ちノート」に書くのが日課のアズマさん。ある日、クラスメイトにノートが見つかって――!?

編集者からの選評
ザ・青春というのにふさわしい、シャウトから始まる本作。キャラクターの感情表現が、初投稿とは思えないほどバリエーション豊かで、思わず一気に読んでしまいました。今後はどんどん強みを伸ばしていきましょう!

作者コメント
漠然とした恐怖を漫画にしてみたらポエムになってしまいました。分かる!と少しでも思ってくださった方、友達になりたいです。

あらすじ
夏。友人の海里は、映研の映画をきっかけに、役者として羽ばたいていく。私は彼女の底知れない魅力に、羨望とも畏怖ともつかない感情を覚える。

編集者からの選評
カメラワークが傑出していた作品でした。言葉での説明を最低限に押さえ、映像的な演出で人物の心情を切り取ろうとする表現への拘りが素晴らしい。今後はドラマの起伏を大きくすることに挑戦すると、半田さんの武器が映えるはず!

作者コメント
僅かな心変わりを描きました。登場人物二人の閉塞感が表現できていたら幸いです。

あらすじ
高校入試の最中、鉛筆の芯が折れた瞬間に佐藤いずるの心も折れた。試験を抜け出した彼女は、同じくサボった3人の中学生と出会う。

編集者からの選評
登場人物のまっすぐさからくる、爽やかな読後感が印象的。思春期の繊細さと逞しさが、ありきたりでないセリフと表情でリアルに描けています。絵については大きな伸びしろを感じます。まずは原稿を丁寧に描くことから。

作者コメント
受賞ありがとうございます。この初期衝動をいつまでも忘れずにいたいと思います。ちなみに彼らはその後バンド結成しました。

あらすじ
高校入学早々、自称・吸血鬼のロイに懐かれた島田。島田はロイから怪奇事件ばかり扱う新聞部に入ろうと誘われるが……。

編集者からの選評
登場人物の見た目と役割がしっかり​​描き分けられているのが何より楽しい。このまま魅力的なキャラを生み出してくれる事を期待します。島田の首のホクロとかロイの喉仏とか(お話に一切関係ない!)小さな執念も良し!

作者コメント
頭を捻って台詞を考えたので、キャラクター達のことを好きになってもらえると私の頭がめちゃくちゃ喜びます。

以上、第五回八咫烏杯受賞作品のご紹介でした。当ページでも順次作品を掲載していきますので、是非お楽しみに! なお、過去の受賞作品は下記のページにてお読みいただけます。第五回の公開が待ちきれない方は、どうぞ第一回からさかのぼってお楽しみくださいませ。読み応えたっぷりの力作揃いです!

開催履歴

以下のページにて、過去の受賞者の確認と受賞作品の閲覧ができます。

第一回 八咫烏杯(2021年4月15日発表)

第二回 八咫烏杯(2021年10月15日発表)

第三回 八咫烏杯(2022年4月15日発表)

第四回 八咫烏杯(2022年4月15日発表)

TOPへ戻る