ハルタ Harta

2021/06/11

新・漫画賞「八咫烏杯」受賞者発表!



8名デビュー確約! の新・漫画賞「八咫烏杯」。予想を遥かに超える応募が集まり、13名が受賞となりました。次代のハルタを創り上げていく作家たちの活躍を、どうぞお楽しみに!
(受賞作品は順次ハルタに掲載いたします。また、追ってこのホームページ上でも公開いたします。)

受賞作品
[かみこさまのわがまま]
安音十なつ
あらすじ

陽二は朝起きると、女子の体になっていた! それは、創造神"かみこ"の仕業で、陽二が昔描いた漫画の世界に感銘を受け、それを具現化してしまったのだった。

選評

かわいらしく華やかな絵柄が魅力的で、全ページにわたって高水準で描かれていたのが素敵でした。加えて、そんな綺麗な絵柄の持つ雰囲気にとらわれないネタの鋭さ! ハルタの誌面で自由に羽ばたいてほしいです。

作者コメント

初の男主人公・見開き、共に頑張りました!「ち〇こ」か「ちん〇」か...悩んだ末、私は姉に判断を委ね、有給を5日取りました。

ハルタvol.85に掲載!
[紳士淑女になりえない]
飯坂アオイ
あらすじ

「引き出物、一文字変えたら吹き出物」「川島はスク水興味ある?」変わった子の矢野さんと、冷静にツッコミをいれる川島くん。ふたりの息の合ったコンビネーション・ギャグ。

選評

登場人物の心理や会話をつぶさに掬いだしている事。嘘っぽくならないように気を配っている事。その誠実な描き方がグッとくる。大衆的じゃなくてもいいから、誰かにとっての替えのきかない、かけがえのない作家になって下さい。なりましょう。

作者コメント

受賞を聞いて暫くあらゆるドッキリの可能性を考えました。今も少し考えています。彼らが皆様のお目にかかれること、本当に光栄です...!

[ジャムパン]
ゐずみ U子
あらすじ

お母さんが買ってくるのは、いつも同じイチゴのジャムパン。私はもう飽き飽きだから、夢で甘い花の蜜を吸うの。

選評

真っ白い紙の上に引かれる線。そのどれもがフェティッシュで、見る人を強く惹きつけます。漫画家は線が命。自分にしか描けない線を、ゐずみさんはもう持っている! その魅力を存分に発揮して欲しいです!

作者コメント

また気軽に旅行ができる世の中になったら相馬屋さんのジャムパンを食べに行ってみたいです。

[こちら、エスタブリカ市役所です。]
壱橋ロク
あらすじ

ひよっこ冒険者たちが集まる街・エスタブリカ。その市役所に勤めるナダは、忙しない毎日にやりがいを見失っていた。ある日、窓口にオオカミの子供がやってきて......。

選評

「ファンタジー世界にある市役所」という、エンタメ度の高い題材と世界観。妖精や獣人など、丁寧に描かれた多数のキャラクターの造型に愛とセンスを感じます。読者のど真ん中に突き刺さる、まっすぐな話作りに期待大。

作者コメント

いろんな姿かたちのキャラがわーっといるのが好きなので、主人公の同期やモブ達を描くのが楽しかったです!

[カリュプスの魔女]
尾作理沙
あらすじ

森で暮らす魔女は忌み嫌われていたが、助けられた人間のエミリーは仲良くなってしまう。しかし、魔女を怖れた人々は"魔女狩り"を決行することに――。

選評

絵の表現にとても貪欲な方なのではないかと思います。絵で音やにおい、手触りなどを表現しようとしていて、その試みが、世界の冷たさと大切な人の温もりを見事に表現しているところが魅力的です。

作者コメント

仕事の合間を縫って制作した為、完成に半年以上かかりました。結晶化した森が舞台なので、独特な雰囲気が出るよう頑張りました。

ハルタvol.86に掲載!!
[謎めいて恋]
佐藤宮
あらすじ

双子の結衣と芽衣は、ふたりとも五十嵐君を好きになってしまった。ある日部室で放火があり、五十嵐君が犯人として疑われて――。愛する人を救うため、双子の推理が光る!

選評

恋愛と推理物という、ふたつのシナリオを同時に走らせる技術が光っていました。そして見た目の違うタイプの双子が主役で、僕のフェティシズムを刺激してくるんです! 地に足ついた部分(シナリオ)とフェティシズム(双子)をあわせ持った傑作です!

作者コメント

資料に学生服を用意したのですが、いちいち脱ぐのがだるくて途中制服姿で作画したりしていました。笑

ハルタvol.85に掲載!
[夜の占い]
高砂美海
あらすじ

彼氏に何度も浮気されてしまうため、魔法使いの幼馴染に恋愛運を占ってもらうことに! その占いの結果が思いもよらない恋を引き寄せてしまう。

選評

序盤の作り方がとても上手で読者心理を理解しているなという第一印象です。そこから一気にかっこいい男性キャラクターに引き込むうまさ。恋愛の機微の描き方も素敵で思わず身悶えしてしまいました。これが俗にいう「尊い」ってやつなんですね......!

作者コメント

登場人物の気持ちに寄り添って表情など演出を考えるのが好きなので、表情は特に踏ん張って描きました。これからも踏ん張ります。

ハルタvol.86に掲載!!
[天啓]
侑久
あらすじ

神父は教会の告解室にて、ある男の罪の告白を聞く。なんと彼は「魔王」であり、多くの人間を殺したというのだった......。壮大なファンタジー叙事作。

選評

壁の向こうにいる姿の見えない魔王を、読者に想像させる演出力がピカイチでした。小さな日常を離れ、大きなストーリーを描ききる力がある点も素晴らしかったです。次に何を語ってくれるのか。楽しみで仕方ありません。

作者コメント

いかに神聖な感じに表現するかを気にしてました。天啓が降るシーンは神父の心情などを言葉なくよく書けたなと思っています。

ハルタvol.86に掲載!!
[ピカピカ]
西村野道
あらすじ

お店の裏口から見える「あの門」には神様が棲んでいて、ピカピカと光を放ちながら、こちらの様子を見ている。ある霧が濃い日、門の中から神様が出てきてしまった。

選評

読者に伝えたいことが明確にあって、それを楽しく読ませるために「神様」「濃霧に包まれた世界」といったエンタメ要素を盛り込んでいるんだなと感じました。ばっちり効いていて面白かったです。次作にも期待しています!

作者コメント

トイレに行った友だちを待つ間に読めるくらいの漫画を目指しました。戻ってきた友だちにもおすすめしてもらえたら嬉しいです。

ハルタvol.85に掲載!
[Juice]
のがみもゆこ
あらすじ

「私の朝はいっぱいのジュースからはじまるーー」。女子高生がたまたま見つけた、あたらしい習慣。

選評

ひねくれ女子のささやかな合法トリップ! この主人公の毎日をもっと見たいと思わせる、やみつきになる作品。切り口がユニークで、言葉のチョイスが面白く、絵柄にも愛嬌があります。ハルタに新風を吹き込んで下さい!

作者コメント

ドキュメント72時間で見たジューススタンドを舞台に描きました。淡々とした日常の中ににじむ変な世界を描いていきたいです。

[あいつの螺子はゆるんでいる]
寿薙えりか
あらすじ

ちぐを悩ませるのは、幼馴染の嵐。彼の理解不能な行動にいつも振り回されっぱなし。そしてバレンタインの日、嵐からのサプライズがちぐに最大級の爆弾を落とす。

選評

原稿を見た瞬間、あふれ出す"キラキラ感"にやられました。「読んでほしい!」という気持ちを衒いなくぶつけてくる、寿薙さんの漫画的コミュ力を買います。ヒロインちぐの赤面がくるくる変化してるのもかわいかった!

作者コメント

少しズレてるけど愛嬌のあるキャラクターを目指しました。ひと癖あるギャップ萌えを少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。

[傘に関する考察]
古田青葉
あらすじ

降水確率0パーセントの快晴なのに、どうして傘を持っているの? 日常に潜む謎に迫る、ミステリー&ラブな一日。

選評

1ページ目のたった6コマで、主人公2人の性格、関係性、日常の謎を読者に把握させるイントロの上手さ。わずか16ページで謎解きも恋(しかも2つ!)も描き切るサービス精神。読者を楽しませる漫画家になれるでしょう。

作者コメント

田舎の電車に揺られながらストーリーを組み立てました。二人の高校生が遭遇した「日常の謎」、楽しんでいただければ幸いです。

ハルタvol.85に掲載!
[或る夫婦]
依村 朱
あらすじ

世は大正。結婚したばかりの雪枝は、小説を書くのが密かな趣味。しかし、家事との両立に苦労した雪枝は執筆を止めてしまい......?

選評

人に好かれやすい作風というのは大きな武器です。市井の人々の向上心や夫婦の愛情など、人の善性を真っすぐ掴む依村さんは多くの読者を魅了する作品が描けると思います。描けば描くほど上達していくはずですので、早速次もやりましょう!

作者コメント

古き時代の夫婦の物語を描きました。「幸せの形」には数あれど、あくまでそのうちの一つとして。楽しんで頂けることを願います。



【特報】「八咫烏杯」第二回 開催決定!
「八咫烏杯」に多くの投稿を頂き、ありがとうございました。非常にレベルの高い作品が集まり、実りの多いものとなりましたことを、編集部一同大変嬉しく思っております。
そこで、再びたくさんの作家と出会えることを祈って、「八咫烏杯」第二回を開催いたします。ただいま作品を募集中です。詳細は以下のリンクからご確認ください。皆さまのご応募を、お待ちしております!
「8名デビュー確約! 新人漫画賞「第二回 八咫烏杯」作品募集中
TOPへ戻る